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「アイドリングストップ故障」の表示について

〇アイドリングストップ機能・故障表示〇

年式車名:平成30年式 DAIHATSU ウェイク
型  式:DBA-LA700S


本日はありがとうございました。おクルマに「アイドリングストップ故障」の表示がありました。お聞きすると、ご自身でバッテリー交換されたからずっと表示されているとのことです。
近年のアイドリングSTOP・充電制御式バッテリー車は、バッテリー交換後「積算値リセット」という作業が必要です。
「積算リセット」とはECU(車載コンピュータ)が記憶しているバッテリー放電電流の積算値を消去することです。わかりやすく言えば、「コンピューターが記憶してきた古いバッテリーの電圧や容量などの情報・それまで行ってきたアイドリングストップの回数などを一度リセットする」ということになります。これを行わないと、車両側は新しいバッテリーに交換したことに気が付かず、「バッテリーが古いままだ!」と認識し、余計な制御をしてし、またバッテリーが過充電されてしまう恐れも発生します。
特にバッテリーが古いと判断した場合、アイドリングストップをしなくなり危険な状態でもあります。


過充電によるリスクは以下のものが考えられます。

  • 化学反応による水素ガスの発生
  • バッテリーの中身が変化する

バッテリーは溶液と2つの電極に使われる金属の化学反応によって電気を蓄電、または放電しています。しかし、過充電を行うと、溶液の変化が起こったり、その変化によって水素ガスが多量に発生したりしてしまいます。水素ガスは引火性が高いため、エンジンや電気系統を積んでいる周辺に充満すると大変危険です。また、バッテリーの中身が変化すると、充電することができなくなってしまいます。


積算値リセットには専用の装置が必要になります。オートバックスさん等、カーショップでもリセット可能です。DIYでバッテリー交換された後は、必ず積算値リセットをお願いします。